人からのフィードバックが受け入れられないとき

├高速で成長する技術

 

「自分のまつ毛は自分には見えない」

という例えのように、人には自分のことなのに
自分では見えないことがたくさんあります。

 

そこで、
自分がやった仕事や実施したプレゼン、
日頃の言動や仕事ぶりなどについて
人からフィードバックをもらうことは、
自己成長の大きな力になります。

 

しかし、フィードバックをもらうのにも
上手い下手があります。

 

フィードバックをもらうのが上手い人は、たとえば、

・立場に関係なく自らフィードバックを求める人

・どんなフィードバックでも素直に受け止める人

・フィードバックをくれた相手に感謝の気持ちを伝える人

などです。

貴重な成長の機会を手にしますし、
フィードバックをする側も安心です。

 

逆に、フィードバックをもらうのが下手な人は

・自分からフィードバックを求めようとしない人

・ネガティブ・フィードバックに対して反論や言い訳をする人

・「分かってくれない」などの否定的な言葉を吐く人

誰も本音でフィードバックをしなくなり、
裸の王様になってしまいます。

 

フィードバックをもらうのが上手な人は、
今度は逆にフィードバックを求められます。

あの人は自分のフィードバックを
感謝の気持ちで受け取ってくれた。

それを自分の力に変えようとしている。

そういう姿勢っていいな!

じゃ、自分もフィードバックをもらってみようかな。

こういう関係です。

 

で・も・

 

「それは違うんじゃない…」

「ちょっとそれは受け入れられないな…」

「いくら何でも言い過ぎじゃないの…」

相手がくれたフィードバックに対して
このように感じてしまったときは、
どうすればよいのでしょうか?

 

余計なことを言わずに、
ただ「ありがとう」と返せばいいのです。

もらったフィードバックは全て
感謝の気持ちで「受け止める」といいです。

「受け止める」ための言葉が「ありがとう」です。

 

しかし、
全てを「受け入れる」必要はありません。

落ち着いてからあらためて自分を振り返ってみて、
「確かにそうだな」と思うフィードバックだけを、
今後の自分に活かせばいいわけです。

これが「受け入れる」です。

どう考えても「それは違う」と思えば
採用しなければいいだけのこと、

「受け止めた」が「受け入れない」、
これでOKです。

 

ポジティブ・フィードバックであれ、
ネガティブ・フィードバックであれ、
自分の成長にプラスになると思う
フィードバックだけを受け入れる、

そういう意味で、フィードバックに
マイナスなんてありません。

 

チームにフィードバック文化があれば
お互いがお互いの成長に貢献する
成長力のあるチームになります。

フィードバック文化を作っていくために
最も効果的な方法は、

立場の上の人が、立場の下の人に
自らフィードバックを求めることです。

そして全てを「ありがとう」と受け止めます。

そうすると、他の人たちも
自然とお互いのフィードバックを受け止めるようになっていきます。

私がこれまで出会った本当に仕事ができる人は、
外国人であれ日本人であれ、
みな、こういう人たちでした。

 

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