成長の停滞を感じる「プラトー現象」

■人材価値を高める自己成長

 

「最近、停滞気味なんですが・・・」

ビジネスパーソンの方から、
このような言葉を聞くことがあります。

特に、新しいことに取り組み始めたときなど、
最初は順調に進んだり成長が感じられたが、
気がつくと、やっている割には手応えが
感じられなくなってきたとのことです。

確かに、このようなときには、
停滞気味だと感じるでしょう。

私も経験があるので、その気持ちはよく分かります。

 

しかし、これは心配する必要はありません。
誰にでも起きるフツーの現象だからです。

 

心理学の専門用語ではこのような現象を
プラトー(Plateau)―――高原、高台という意味―――と呼んでいます。

山登りである高さまで登ったときに、突然目の前に高原が現れ、
しばらくの間はいくら歩いても高度が稼げないことから来ています。

人も、最初は時間をかけただけ成長するので、
どんどん山を登っている感覚が得られます。

やがて、時間が経過してある高さのレベルに達すると、
右肩上がりだった成長曲線が急に横ばい状態になります。
これが成長過程における「プラトー」です。

仕事、学問、スポーツ、芸術などのどんな分野でも、
何かを始めて上手くなろうとしているときには、誰にでも起きる現象です。

 

では、このようなとき、
私たちはどうすればよいのでしょうか。?

簡単です。

「あっ、プラトーだ!」って思えばいいのです。

成長が一時的に停滞する「プラトー」という時期が
誰にでもあることを
知っておくだけで、不安が和らぐのです。

 

人は停滞していると、ついつい次のように考えてしまいがちです。

「私はこのことに向いていないのでは・・・」

「私は本当はこのことが好きではないのでは・・・」

「私がやりたいことはこれではないのでは・・・」

でも、「成長の過程ってそういうものなんだ」ということを知っていると、
「んじゃ、もう少しやってみるかな」という気になりやすいのです。

続けて一生懸命やっていれば、
そのうちプラトーを抜けて、再び成長が始まるのですから。

あまり深刻にならずに、気楽に続けることが大切なんです。

 

もちろん、停滞が深刻で、やっていることが苦痛になったり、
嫌いになったりしたときは、無理をせずにやめてしまうのも1つの選択です。

そのようなときには、「プラトー」という現象の存在を頭に浮かべた上で、
「さあ、どうしようかな」と考えればよいと思います。

 

 

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