散々言い古された言葉ですが、
“PDCA” という仕事のループがあります。
Plan(計画) → Do(実行) → Check(確認) → Action(改善) → Plan……
シンプルですが、
本当にこれがしっかりとできている人は、
確実に成長を遂げています。
特別な仕事やプロジェクトに限らず、
日常的な仕事でもこのループを意識しているかどうかで
成長のスピードが変わってきます。
さて、あなたは
一日の仕事が終わって帰路につく前に、
その日のCheck(確認)を行っているでしょうか?
その日の仕事の自己採点です。
と言っても、大げさなことをする必要はありません。
今日の仕事は10点満点で何点だったかを
手帳などにメモするだけです。
たった「これだけ」でも
何も考えずに帰るのと比べてずいぶん違います。
もし7点だったとしたら、
何が7点で何が足りなかった3点なのか、
点をつける一瞬のうちに頭の中に
イメージを描いているからです。
同時に、
何をどのように改善しようかということも
やはり何となくイメージしています。
点数をつけるという「感覚を可視化する作業」によって、
脳の中にそのようなイメージが起きるのです。
この一瞬の作業が、
明日の仕事の質を少しだけ高めてくれます。
くれぐれも、
時間をかけて自己反省会を開いて明日の計画を決める、
なんていう大げさなことはしないでくださいね。
絶対に、三日坊主で終わりますから。
あくまでも、ほんの少しだけ時間をとって
ざっくりと自己採点をして、さっさと帰る。
これを忘れずに毎日続けることが大切です。
10点が10個たまったら、
自分へのご褒美で少しばかり上等な夕食を!
なんて考えると楽しくなりますよ。
この作業が習慣化してきたら、
あらためて自分なりの採点項目を考えていけばよいでしょう。
オリジナルの採点表を作ると、
あなただけのPDCAループが回り始めます。