ノーベル賞受賞者を量産するユダヤ人の学習法

├学習能力を高める

 

 

私がこれまで受けた授業の中で
最も印象に残っているのは、
中学校時代の数学の授業です。

 

柔道部の顧問をしていた
ずんぐりむっくりのガニ股の数学の先生を、
私たちは親愛の情をこめて「源さん」と呼んでいました。

 

源さんは、授業中によく
「ここまでのことはわかったか~?」
と独特のだみ声で生徒に確認を求めていました。

 

私たちは条件反射的に
「わかりました~」と答えるですが、
間髪を入れずに
「じゃ、何がわかったか言ってみろ!」
と返ってきます。

 

「おい、櫻田」など、必ず誰かが指名されるのですが、
たいていしどろもどろの説明になり、
結局、「すみません、わかっていませんでした」と
ギブアップです。

 

すると、「誰か説明してくれ」で、
わかっている生徒が得意顔で説明することになります。

 

バツの悪い思いはするのですが、
その得意顔の生徒も前日同じような目にあったりしているので、
「ま、いっか」です。

 

『学んだことを自分の言葉で話すことができて
 初めて「わかった」と言うんだ』

 

この、源さんの教えは強烈に頭に残っています。

 

そのおかげで、今でも
「ひと言で言うと……」と、
気づいたことや学んだことを
自分の言葉で簡単に表現してみようとしています。

 

でも、これは意外と難しく、
本当に理解していないとうまく説明できません。

 

しかし、その過程を経ることで
確実に理解を深めることができていますし、
時間とともに「ひと言」の中身も
より納得できるような内容に進化していきます。

 

 

著書
『外資系エグゼクティブの逆転思考マネジメント』
にも書いていますが、ユダヤには古くから伝わる
「ハブルータ」と呼ばれている学習法があるそうです。

 

学生が二人一組になり、授業で学んだことを
それぞれの言葉でお互いに伝え合うのです。

 

話し手は、
学んだことを自分の言葉で伝えることで自分自身の理解を深め、
聞き手も、もう一度聞くことでやはり理解を深めるのです。

 

なんせ、世界の0.2%以下の人口比率であるにもかかわらず、
ノーベル賞受賞者数では20%を占めているユダヤ人の学習法です。

効果がないわけがありません。

 

いま思えば、源さんの教えも、
ノーベル賞受賞者を量産するユダヤ人の
先祖伝来の学習法そのものだったのです。

 

「ひと言で説明できるかどうか」が
私自身の理解度のバロメーターです。

 

 

 

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