仕事が早い人は「ちょっとだけよ」が得意

├最速の仕事術

 

複数の案件を抱えまくって、
「うわーっ、もうこれ以上無理!」
って叫びたくなることって結構ありませんか?

 

でも、そんなときでも、
来るときゃ来るのが仕事です。

 

もっとも、
相手もその辺の事情を察して、

「来月でいいからね」

「今の仕事が一段落ついてからでいいから」

と配慮はしてくれますが、

「でも、遅くとも来月末までにはお願いね」と、
やはり締め切りは突きつけられます。

 

 

このような状態の場合、

「んじゃ、今の仕事をとっとと片付けて、
新しく依頼されたものに早めに取りかかろう」

と考えて、
新しい仕事を一旦横に置き、今の仕事に集中する、

 

このような人が多いのではないでしょうか。

 

 

 

私が見てきた
仕事ができると言われている人、
仕事が早いと言われている人は、
違うやり方をします。

 

どんなに忙しくても
『とりあえず、新しい仕事をちょっとだけやってみる』

 

まあ、せいぜい1時間程度ですが、
ちょっとだけやってみて、それから横に置きます。

 

彼らがこのようなやり方をする理由は3つあります。

 

まず、ちょっとだけやってみることで難易度を把握し
締め切りまでのスケジュールを的確に組み立てるためです。

 

全くなにもせずに横に置いておいて、
いざ取りかかったら

「ゲッ、意外と難易度高っ!」

「おいおい、想定以上に時間がかかりそうだぜ」

「うわー、これじゃ間に合わない」

これを避けるためです。

 

難易度が高そうだなと思ったら、
それを前提としたスケジュール管理をしなければなりません。

 

2つ目の理由は、
ちょっとだけやってみることで
仕事の内容を正確に理解するためです。

言われたことがその時は何となく分かっていても、
実際やってみると
「あれっ、これどうだっけ?」
と疑問が湧くことがよくあります。

そんなときに限って相手が外出中で
すぐには質問もできなかったり・・・

締め切り間際に、それが理由で
仕事が停滞することを防ぐために、
ちょっとだけやってみて、
分からないことは即座に質問・確認、

あやふやな箇所を無くしておきます。

 

3つ目の理由は、
ちょっとだけやってみることで
必要な準備を進めることができるからです。

もし、情報収集が必要なことが分かったら、
情報を持っていそうな人にメールでお願いしておくと、
仕事に取りかかる頃には届いているでしょう。

関係者との打ち合わせが必要だと思ったとき、
早めにアポを入れておけば、
間際になって打ち合わせの時間が取れずに
遅れてしまうことがなくなります。

自分が別の仕事をやっている時間でも、
協力者に動いてもらうことはできます。

 

以上、
ちょっとだけやってみることの3つの効果ですが、
実はもう一つ効果があります。

 

それは、
ちょっとだけやってみることで、
その仕事に関する「アンテナが立つ」ことです。

アンテナが立つと、
新しい仕事に関連したことへの受信感度が高まり、
必要なことにどんどん気づくようになります。

それらは頭の中に留め置かれるため、
仕事に取りかかったときのアイデアの創出に役立ちます。

どんなに仕事が詰まっていたとしても、
新しい案件に対しては、
ちょっとだけやってみる時間を無理矢理つくり出す、

私がかつて同僚から学んだ
スピード感のある仕事の習慣です。

 

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