逆説的のようですが、これが正解です。
というのは、
仕事の質が何で決まるかというと、
それは担当者の業務能力なんですわ。
たとえば、能力5の人が
1日でやった仕事があるとしますね。
では、能力1の人が5日かければ
同じ質のものができるかというと・・・
なわけないです。
5日かけようが10日かけようが
質的には1以上のものは出てきまっせん。
プレゼン資料を作るのが苦手な人が
必死こいて5日かけて作った資料が、
資料作りがメッチャ得意な人が
ちゃちゃっと1日で作った資料に勝てないのと同じです。
仕事の「量」は時間でカバーできますが、
仕事の「質」は時間では解決できないのです。
実はこの辺りの話、
誰かの本に書いてあったことをヒントにしているんですが、
その本がどーーしても思い出せないので、
あしからず・・・です。
んじゃ、どうするのか。
そりゃもう、仕事の質を高めるために
業務能力を上げるしかありません。
そこで、タイトルの結論になります。
仕事の能力って筋トレと同じで、
負荷をかけて繰り返しやるから高まるんです。
十分な時間を与えられてゆったりやる仕事は、
「腹筋を毎日1回やってまっせ」というような
ゆるゆるの筋トレと同じで、力なんてつきません。
ムリムリムリッ! というぐらいの
ギリギリの時間で、
「ヒエ~」とか「うぎゃ~」とか言いながらやるから
集中力が高まり、やり方にも工夫をして、
使えるものは何でも使うぞという
視野の広がりも出てくるでしょう。
できる人はどうやっているのかということにもアンテナが立ち、
そこから学ぼうという意欲も湧いてくるでしょう。
これらが、負荷のかかった適切な筋トレとなって、
「仕事筋」がガンガン鍛えられ、業務能力が高まっていきます。
「偉大なことを成し遂げるには、2つのことが必要だ。
1つは計画であり、もう1つは不足気味の時間である」
20世紀を代表する世界的音楽家の
レナード・バーンスタインも、このように言っています。
もしあなたが、質の高い仕事をできるような
業務能力を身につけたいと思ったら、
決められた締め切りよりも早めの「マイ締め切り」を設定して、
「何とか工夫をして(←ここ大事)」その日までにやってしまう、
こういう筋トレを習慣化するとよいのではないでしょうか。
ただし、がむしゃらにやるのではなく、
「工夫をして」というのがミソです
そのうち、「ヒエ~」とか「うぎゃ~」とか言わずに、
当たり前のようにできるようになっていきます。
私がいつも言っている「平熱が上がった」わけで、
とりもなおさず、業務能力が高まったのです!
もちろん、筋トレにも
個人によって適切な負荷の大きさが違いますので、
いろいろやってみて、
自分のレベルをちゃんと見極めること、
これは言わずもがなです。
以上、週末に伸びに伸びていた庭の草むしりをして
筋肉痛!筋トレ不足がバレバレの櫻田でした。