JAXAの一般公開に筑波宇宙センターまで行ったことは
前々回のメルマガで紹介しましたが、
その時、油井亀美也宇宙飛行士の
トークショーを聞くことができました。
いくつか挙げたテーマの中から
会場の人が聞きたいテーマを
順番に語るという形式で進みました。
そして、最後の質疑応答で
小学校低学年ぐらいの男の子がこんな質問を。
「どうやったら、宇宙飛行士になれるんですか?」
キタ————–(゚∀゚)—————-!!!
会場全体にどよめきが。
他の子どもたちも知りたいのでしょうし、
何より櫻田も知りたい!
油井飛行士、ステージから下りてきて、
質問した男の子のすぐそばに。
腰をかがめて目の高さを合わせてから
このように回答しました。
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宇宙飛行士は、チームワークが
とても大切なんです。
だから、いまからチームワークを
しっかりと身につけておくといいと思いますよ。
○○君の一番身近にあるチームは家族ですよね。
家族というチームのために○○君がどんなことができるか、
たとえばどんなお手伝いができるか考えてやってみましょう。
でも、その時に大切なことが1つあるんです。
それは、
お父さんやお母さんから言われてやるのではなく、
自分で考えて自分から進んでやること。
これが、本当のチームワークなんですよ。
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500人収容の会場を宇宙規模で包み込むような
懐の深~い回答です。
協調という名のもとに、
言いたいことも言わずに周りに従順について行くのは
チームワークではありません。
自分の主張をチームに投じて、
議論を深めることによりより良い形にしていくこと。
自分がそこに参画することで、
他のメンバーにはない価値を生み出すこと。
それを、言われてやるのではなく自ら行うこと、
これが本来のチームワークでです。
油井飛行士があえて、
「自分から進んで行動する」という点を強調したのは、
それが国際社会で当たり前のように求められている
にもかかわらず、私たちにはなかなかできていない、
もしかしたら、そういう思いの中で、
これから成長していく子どもたちに
「自分から進んで行動する」
ということを伝えたかったのではないかと思います。