フジサンケイビジネスアイ紙連載:仕事の信念を言葉にすべし

仕事の信念を言葉にすべし(2015年11月18)

 業務上の権限が大きくなればなるほど、自分で自分を律することに意識を向ける必要があります。部下への影響力が増すだけでなく、役職やポジションによっては、部門間の力関係でも優位に立つことがあるからです。

外資系企業でファイナンス部門を担当していたことがあります。日本でいえば、経理、財務と経営企画をあわせたような機能です。

単なる資金管理ではなく、どのビジネスからどれぐらいの売上と利益を出すのか、そのためにどれぐらいの予算を割り当てるのか、といった戦略性の高い意思決定に参画します。外国人社長や米国本社とも直接連絡を取り合うこともあり、社内に強い影響力を持っていました。

あるとき、部門責任者のAさんに、このような質問をしたことがあります。「強い権限を持っている部門の責任者として、仕事で大事にしている信念ってありますか?」。Aさんの答えはこうです。

「Clean Hands, Cool Brain, Warm Heart」。

(続きは本紙へ)

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