保険トップセールスの極意は「人慣れしない」こと

├良好な人間関係を構築する

 

新入社員を向かえた企業では、
しばらくすると、

「会社には慣れた?」とか
「仕事には慣れた?」

などの言葉が聞こえてきます。

 

上司や先輩としては、
早く慣れて活躍してもらいたいと
期待するのは当然ですね。

 

何もわからない新人のうちは、
四の五の言わずに、まずは仕事のイロハを黙って覚える、

という考え方に私は基本的に賛成です。

 

プロとしての知識量が圧倒的に不足している新人の時期は、
短期間に大量のことを覚えることが何よりも重要だと思っています。

 

「習うより慣れろ!」です。

 

その後、何年かの実務経験を積んで、
徐々に自分の得意分野や専門性が形作られ始めたら、
「慣れる」ことをやめるべきです。

というのは、少し前ですが、
ある生命保険営業の大ベテランの方と
食事をする機会がありました。

数十年にもわたって保険営業一筋で活躍してこられ、
何度も年間成績全社ナンバーワンに輝いたトップセールスの方です。

数ある仕事の中でも特に営業という仕事は、
お客様との間に信頼関係を築けるかどうかが、
仕事の正否を大きく分けます。

トップセールスとしての実績を裏付けるような
仕事の極意を知りたく、

「仕事上で大切にしていることは何ですか?」

とお聞きしました。

 

返ってきた答えは意外でした。

「一番気をつけているのは、人慣れしないことです。」

 

『人慣れしない』

こういう意味だそうです。

毎日、多くの人に会っていると、
次第に人を見る目に自信がついてきて、
少し話しただけで、相手がどのような人か
わかったような気になってしまう。

そして無意識のうちに、
わずかな印象で相手を決めつけてしまう癖がついてしまう。

これを「人慣れする」という。

 

しかし、人慣れすると
かえって人を見る目が曇ってしまい、
相手の本質に気づかず、関係構築に時間がかかったり、
場合によっては相手を傷つけてしまったりもする。

人は単純ではなく、
じっくりと付き合っていく過程を経てこそ、
お互いを理解し合うのもの。

どんなに人と接する経験を積み重ねてきても、
初めて人と会うときには、わずかばかりの印象で、
決して相手を決めつけないことを常に肝に銘じている。

これを「人慣れしない」という。

 

全社トップの成績を上げる方でさえ、
いやそういう方だからこそ、
人を簡単に理解したつもりになってはいけないということを
いつも自分に言い聞かせているのでしょう。

これぞ本当のプロだ!と思いました。

 

対人関係に限らず、誰にも負けない自分の強み、
そこで勝負しようという得意分野は、
人より少しできるがゆえについつい慣れで物事を
こなしてしまおうと考えてしまいます。

しかし、自分が極めたい分野であればあるほど、
絶対に慣れてはいけない、

そう考えるからこそ、
ますますその強みを伸ばすことができるのです。

スカッとした爽快感を得られた本当に貴重な会食でした。

 

 

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