あのダイオウイカの専門家・窪寺恒己博士の講演から

├リーダーシップを磨く

 

先日、ダイオウイカで一躍有名になった
国立科学博物館の窪寺恒己博士の講演を聴きました。

 

小笠原諸島沖の海に潜水艇で何度も潜り、
世界で初めて水中でダイオウイカに遭遇した学者です。

 

その映像は「NHKスペシャル」で放映され、
大変な反響を呼びました。

 

 

深海マニアの私にとっては、
カレンダーにぐりぐりの二重丸をつけて待ち続けた講演会でもあり、
プロジェクトの始まりから奇跡の瞬間を迎えるまで、
写真や映像を交えた2時間を思う存分楽しみました。

 

IMG_2049

 

話を聴いた第一印象は、「窪寺先生、楽しそう!」

 

 

「皆さん、この部分ですよ。
いいですか、よ~く見て下さいよ、ほらっほらっ!」

 

とか、

 

「こっ、ここです、ここです! すっ、すごいでしょ!」

 

とか、

 

「も~う一回再生しますね。いやー、何度見ても・・・ハッハッハッ」

 

とか。

 

 

目の中の三色LEDからキラキラビームを発して、
「聴いて、聴いて」とばかりに一生懸命語っておられる先生の姿に、
私まで楽しくなってきました。

 

今年で63歳になる先生、まだまだお若いです。

 

 

窪寺先生は、小笠原に向かう調査船の上で
同行したNHKのプロデューサーから
「正直、どれぐらいの確率で、ダイオウイカと遭遇できると思うか?」

と聞かれて、

「1パーセント」って答えたそうです。

 

 

「でも、やらなければゼロ」とのことで取り組んできたのですが、
大きな予算をかけて11ヵ国、50人以上ものスタッフを
巻き込んだプロジェクトの中で、

第一人者として大きなものを背負い、
「プレッシャーが容赦なく襲った」とのこと。

 

 

しかし、成功する可能性を少しでも上げるために、
これまでの研究から得られた情報による
生息地域と生息深度の推測、

ダイオウイカをおびき出すために各国研究者が考え抜いたアイデア、

白色光では逃げてしまうため、新たに開発した赤い光のライト、

その微弱な光でも撮影できる超高感度カメラの開発、など

 

プロジェクトとしてありとあらゆる知恵を出して
一つづつ実現していったそうです。

 

 

「成功した要因は何ですか?」との質問に対して、

「これまでにやったことのないことを考えて、
それを実行できるチームだったから。」

 

 

 

そうなんですよ。

仕事が楽しいのは挑戦するからなんです!

 

 

大きなプレッシャーがあっても、
それを何とか乗り越えようと創意工夫や試行錯誤を繰り返す、

やっている最中はヒーヒー言っても
このようなチャレンジ精神で仕事をすれば
その過程さえも楽しめるんです。

 

 

窪寺先生のように、
自分で自分の仕事を楽しくしている人って、
見ていてこっちも元気になっていきますし、
私自身も、そうありたいと思っています。

 

 

仕事が楽しいのは挑戦するから!

 

ということで、先生はかつて、
ダイオウイカを食べることに挑戦したことがあるそうです。

 

「まずかった。」と言って、
その理由をまたまた熱く語っておられましたが、
そこまで書くと終わりませんので・・・

 

 

 

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