102歳の現役サラリーマン!

├100歳人生を生きる

 

「何歳まで働くの?」

最近こういう会話が増えてきました。

 

櫻田はいま57歳ですが、
同じ年代の会社勤めの友人たちは、
ぼちぼち役職定年、関係会社への移籍、
人によっては早期退職など、

彼らの言う「着地点」を探し始めているようです。

 

 

でも、「着地点、着地点」って
口では言ってはいますが、
ホンネは、まだまだ次のことを見つけて
飛び続けていたい・・・

こんな感じの人が多いようです。

 

 

私が「何歳まで働くの?」って聞かれたときには、
「お客さんがいる限り」って答えています。

 

要するに、
私を必要としてくれる人がいる限り、
何歳まででも働き続けたいなと。

 

なぜなら、そこに楽しみや喜びがあるから。

 

私の場合、
コーチングや研修、講演を行う個人事業主ですので、
十分実現可能なことだと思っています。

 

な~んて、ちょっと偉そうなことを考えていたこのごろですが、
先日、とんでもない人がいることを知りました。

 

 

「102歳の現役サラリーマン!」

 

 

自営業でも経営者でも、ましてや名誉職でもなく、
会社員としてちゃんと仕事をして給料をもらっている・・・

明治45年(1912年)生まれの102歳、福井福太郎さんという方です。

 

 

ご本人の著書、
『100歳、ずっと必要とされる人』(日経BP社)で知ったんですが、

 

大学の助手をしていたが、戦争で9年間の軍隊生活、
戦後の自営業等を経て、49歳でサラリーマンデビュー。

いまの仕事は、宝くじの販売委託会社で
お金の勘定の手伝いやトラブル時の相談。

毎日、東海道線と山手線を乗り継いで
1時間の電車通勤をしている。

96歳の時に退職を申し出たところ、
「ずっといてほしい」と慰留された。

 

などなど、
「ちょっと、ちょっと、ちょっと」って
叫びたくなるような仕事人生です。

 

 

「お客さんがいる限り」とか言いながら、
なんとなく70歳過ぎぐらいまでかな~なんて
テキトーなことを考えていた私を、

「ゴチャゴチャ言わずに働け!」って、
もう、後ろから羽交い締めにしてほしいです。

 

 

「なぜその年まで働き続けられるのですか?」

 

おそらく100万回ぐらい聞かれたこの質問に対して
福井さんは、

「働くのは本能だから」

 

 

「本能」って・・・

もう何も言えね櫻田です。

 

なんも言えねえ代わりに少しばかり思ったのは、
仕事というのは「本能だから」って
言わしめるような力を持っているんだなあ。

 

 

「本能」を辞書で引くと、
動物が生まれながらに持っている性質や行動力、とあります。

 

福井さんにとって働くということは、
生まれながらに持っている性質や行動力ってことなんです。

 

天から与えられた命を人のために使う利他の心、
それができる自分自身に対する喜び、
働くことでそれがかなう、

そのようなことを書いておられました。

 

 

仕事っていうのは、
人に無上の喜びと幸せをもたらす力がある、

素敵な笑顔の福井さん写真を見ながら
「うん、働くっていい!」って
あらためてひとり頷いた櫻田でした。

 

 

「何歳まで働くの?」って言っている方!

別に日経BPの回し者ではありませんが、ぜひご一読を。

 

『100歳、ずっと必要とされる人』(福井福太郎、日経BP社)

 

 

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