坂本龍馬の学習法

├伝える力

 

坂本龍馬20歳の時に、
土佐でオランダ語の勉強を始めた時のこと。

 

先生が生徒の前でオランダ政体論(のようなもの)を
逐語訳して聞かせるという授業。

 

しばらく聞いていた龍馬が、突然、先生に向かって
「今の訳は少し違うと思います」。

 

全くオランダ語を知らない龍馬から
そのようなことを言われた先生は、
「この野郎!」と思いながらもよく確認してみると、
確かに自分の訳が間違っていた。

 

+++++

 

龍馬は、列強諸国の政治体制について
その本質は何かということを学習しようとしていたため、
オランダ語は知らなくても、
オランダという国についての知識はありました。

 

その知識と照らし合わせると、
今の先生の訳はあり得ないという直感が働いたのでしょう。

 

「本質を捉えようとする力」だと思います。

 

本質を捉えるということはもちろん簡単なことではなく、
経験だけでなく、そうしようとする努力、
意図的な訓練なども必要です。

 

 

最近、私が大事にしているのは、

「それをひとことで言うと?」

という視点です。

 

複雑なことを「ひとことで言う」ためには、
その本質を理解していないとできません。

 

逆に、納得性のある言葉で
「ひとことで言う」ことができれば、
本質を理解しているということでしょう。

 

万一、そうでなくても
本質を理解しようとするために間違いなく脳が働いています。

 

 

龍馬が27歳の時に姉・乙女に宛てた手紙の中に
「日本を今一度せんたくいたし申候」
という言葉があります。

 

「日本を今一度洗濯しますよ」ということです。

 

時に文久3年、

長州藩が関門海峡で外国艦船を砲撃したり、
高杉晋作が奇兵隊を結成したりしている時期です。

 

「日本を洗濯する」という言葉をどう解釈するのか、
手紙の中の前後の文脈や龍馬の他の手紙などから、
様々な分析がなされているようですが、

「日本を洗濯する」という、

この「ひとこと」には、
龍馬の本質的な思いが込められていたような気がします。

 

 

「それをひとことで言うと?」

 

大きな問題についてでも、
仕事についてでも、
人生についてでも、

よーく考えているうちに
浮き彫りになってくるものが
あればいいなと思っています。

 

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