吉田松陰の「優しい心」

├リーダーシップを磨く

 

前回のコラム『坂本龍馬の学習法』で龍馬のことを紹介しましたが、
ネタ本の『司馬遼太郎が語る日本』の中に吉田松陰も登場します。

 

言わずと知れた、
松下村塾で多くの人材を育てた
武士であり思想家であり教育者です。

 

門人には、
伊藤博文、山縣有朋、高杉晋作、木戸孝允、などなど
もう、明治維新前後の傑物がゴロゴロと・・・

 

司馬遼太郎によると、
松陰は人の長所を見つけて
褒めまくるのが大の得意だったとか。

 

萩の町しか知らない田舎の若者達が、
日本はもとより海外事情にも
通じている松陰から

「いよっ、天下第一!」

などと褒められれば、
もう、モチベーション百倍!
だったとのことです。

 

 

司馬遼太郎は、
松陰の人の長所を見つける能力は
彼の「優しい心」から来ていると解説しています。
相手を優しく眺めるから次々と良いところが見えてくる、
逆に優しい気持ちがないと欠点ばかりが見えてくる。

 

弟子に対しても常に敬語を使っていた松陰、
「私には門人はいない、すべて友人である」
と語っていた松陰、
彼の「優しい心」に通じるような気がします。

 

 

やさしい(優しい)にはもう一つ、
「易しい」があります。

 

苦労しないでできる、とか、
わかりやすい、という意味です。

 

人に何かを伝えるときのことを
考えてみましょう

 

聞き易い、読み易い、
理解し易い、受け止め易い、
易しく伝わってくる。

 

 

このようなかたちで、
伝えたいことが相手に伝わるかどうかは、
私は、すべて伝える側の責任だと思っています。

 

そのための工夫と努力をし続けることができるのは、
相手視線でものを見る「優しい心」ではないでしょうか。

 

 

優しい心を持った吉田松陰が残した文書は、
どれも、平易でわかりやすい、易しい文章だったとのことです。

 

 

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