効果を倍増させる仕事の学び方

├学習能力を高める

 

仕事で人から学ぶ機会はいくらでもあります。

 

自分にない知識や、卓越したスキルを人から学ぶことは
仕事の力量を高める上で重要なことですが、
私が注力したいのは「考え方」を学ぶことです。

 

特に、仕事ができる人ほど、自分の理解を超えた
「えっ!?」と思うような判断をすることがあります。

 

その時が、まさに、
よだれが出そうになるほどおいしい学習の機会!です。

 

予想もできなかった判断の裏には、
自分の思考領域を超えた
優れたものの考え方が存在するわけですから、
「なぜそのような判断をしたのか?」
その理由をネチネチと教えてもらいます。

 

でも、
ただ質問するだけでは学習効果は半減します。

 

最近のビジネス本でよく使われている
一流・二流・三流方式で書いてみると、

 

三流の人は、
できる人の判断を「すごいなー」と感心する。

 

二流の人は、
なぜそのような判断をしたのか質問する。

でしょうか。

 

 

では、一流の人はどうかというと、
「自分だったらこうした」という
自説を整理した上で質問する、です。

 

自分だったら、何を優先させたのか?

その理由は何か?

リスクをどう考えたのか?

反対する人のことはどこまで考えたのか?

根底にある思考は何なのか?

何を残して何を捨てたのか?

 

なんてことを自分のケースとして考えた上で、
彼/彼女の話を聞かせてもらいます。

 

そうすると、そこに検証プロセスが発生し、

「ああ、そういうことか!」

「うわっ、それは考えなかった!」

「しまった、やられた!」

などの自己フィードバックを得やすくなり、
学習効果がぐ~~~んと高まります。

 

逆に、これをやらずに質問しても、
問題意識のないままボーッと話を聞くことになり、
せっかくの機会を120%活かすことができません。

 

数学の問題でも、あるいはクイズでも、
一度自分で解いてみた後で答え合わせをする方が
より記憶に残るのと同じですよね。

 

 

自説と照らし合わせながら仮説・検証を行うのは、
慣れてくるとゲームのような面白さがあります。

できる人の思考を、ワクワクしながら学習できるのも、
仕事の楽しみの1つです。

 

 

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