一体感をつくるための最初の一歩

├チームワーク

 

メンバーとの一体感をつくるための方法は、

 

しっかりとビジネス戦略を説明する、でもいいし、

部下の話をちゃんと聞く、でもいいし、

とにかく感謝の言葉を伝える、でもいいし、

理解し合えるような会話をする、でもいいし、

とにかく結果を出す、でもいいし

 

まあ、た~くさんあります。

 

しかし、まだ信頼関係が脆弱なチームづくりの初期の段階では
あまり高度なことから入ってもうまくいきません。

最初の一歩となる、簡単なことから始めるのがよいでしょう。

 

 

それが何かというと、

 

 

「一緒に何かする」  です。

 

 

?????かもしれませんが、たとえば、

知らない人が集まって行うバーベキュー・パーティで、
相手が初対面の人であっても、

 

一緒に買い物に行ったり、

一緒に野菜を洗ったり、

一緒にテントを立てたり、

一緒に水を汲みいったり、

一緒に具材を串に刺したりしていると、

 

準備が終わる頃には、
ちょっとだけ一体感が芽生えてきます。

 

別に、お互いの仕事やプライベートのこと、
ましてや価値観や夢のなどの話を一切しなくても・・・です。

 

初対面ですから、
最初から一体感などあろうはずがありません。

 

「協力して何かをした」という「行為」が、
一体感という「感情」を芽生えさせるのです。

 

「感情」は「行為」の影響を受けます。

 

この場合は、
一体感があるから協力してできるのではなく、

同じことを一緒にやるから一体感ができてくるのです。

 

じゃ、職場では
何を一緒にやればよいのでしょうか?

 

「共通の質問を投げかけて一緒に考える」
なんてどうでしょうか。

 

「この仕事はどうやるのがベストか?」
一緒に考えよう、とか

「このチームの強みは何か?」
一緒に考えよう、とか

「我々はなぜ一流だと言えるのか?」
一緒に考えよう、とか、

その職場と状況に応じて
さまざまなことが考えられますが、


・共通の利害に関するもの

・明確な正解がないもの

・すぐに答えが出ないもの

・想像力を要するもの

・正解を共有できるもの

このような質問がいいですね。

 

「共通の問いに対して一緒に考える」
というのは、協力して何かを一緒にやる行為です。

 

その時点で、上司と部下の間に一体感があろうがなかろうが、
仕事の中でこのような機会を増やしていけば、
その行為の影響を受けて徐々に一体感が芽生えてきます。

「腹を割って話そうや」とか「本音でいこうぜ」
などと、ハードルの高いことを持ちかけるのも、
このような過程を経ていると比較的スムーズにいきます。

 

あなたは職場で、
どのような「問い」を共有しますか?

 

関連記事

無料メルマガ



お問い合わせ



東洋経済オンライン





ブログ新着記事

  1. 成功の秘訣は「相手の土俵で自分の相撲を取る」こと

  2. 「いま」を正しく理解する

  3. 学習能力の高い人と低い人の違い

  4. 多様性を生かすためのゲームのルール

  5. 上司を説得するのが上手な人の共通点は?

TOP