決してファイティング・ポーズを崩さない外資系のカルチャー

├できる人の仕事への姿勢

 

企業にお勤めの管理職の方々と話していると、
よ~く耳にする言葉があります。

 

無意識のうちに口にされているのだとは思うのですが、
「難しい」です。

 

「権限委譲は、うちのメンバーじゃ難しいなー」

「年上の部下は本当に扱いが難しいよ」

「部下がミスばかりで、あーーーーー難しい」

 

 

ときには、なぜそれが難しいかという事情を
お互いに披露し合って、
「わかる、わかる、それは確かに難しい」
と、結構盛り上がることさえあります。

 

 

何度もこのコラムでお伝えしてきたことなんですが、
人は、自分の発する言葉を一番よく聞いていますので、
「難しい」を連発しすぎると、
それを聞いた脳が「そうだ難しい!」と強く思い込んでしまいます。

自分で自分をドツボに落としているようなもんです。

 

外資系にいたときの
外国人のスタッフたちのことを思い出してみました。
彼らから「難しい」という言葉を聞いた覚えはほとんどありません。

 

その代わり、似たような状況では、
「チャレンジ」という言葉をよく使っていました。

 

難易度の高い、いわゆる難しい案件に取り組んでいるときでも、
「難しい」とは言わずに、「チャレンジだ」と言うのです。

 

「チャレンジ」という言葉には「挑戦」という意味もありますが、
「難しいがやりがいがあるもの」という意味もあります。

 

どんな難しい仕事でも「難しいがやりがいがあるもの」
という感覚でとらえているのです。

 

「チャレンジ」「チャレンジ」と言っているうちに
脳がそう思い込むので、彼らはいつも自信満々に見えます。

 

そういえば、出張で海外の同僚と久しぶりに会ったときも、
お互いに “What is your challenge? ーーーいまのチャレンジは何?”
と聞き合っていました。

 

米国のオフィスで、ある役員秘書に
“What is your challenge?” と聞いたら、

「最近、ボスの機嫌が悪いのだが、なだめすかしながら、
ちゃんとスケジュールどおりに働いてもらうこと」と、
ひそひそと、しかし誇らしげに答えていました。

 

「難しい」と口にして防御線を張るのは、
彼らにすれば、背中を見せて逃げているような印象があるのでしょう。

 

どんなときでも、
基本的には「ファイティング・ポーズ」をとる外資系のカルチャー、
私は大好きです。

 

あ、もちろん彼らだって諦めることはあります。

その時でも、ファイティング・ポーズをとりながら、
ばれないように後ずさりするのです(笑)

 

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