日本は世界最大の「水族館大国」なのだが

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あなたは最近、水族館に行ったことがありますか?

 

まあ、最近ではなくても
何度か訪れたことはあるんじゃないでしょうか。

 

国際水族館フォーラム(IAF)の調査によると、
世界で一番水族館の数が多い国は

そう、日本!

その数70館だそうです。

 

四方を海に囲まれた日本は
やはり「水族館大国」なんです。

 

 

 

大水槽の中で小魚の群れが一斉に方向転換する様子に
思わず見入ってしまったり、

大きなサメが悠々と泳ぐ姿に
時間が止まったような感覚をいだいたり、

脱力感満載のクラゲがゆらゆらとさまよう姿に
心が癒されたりします。

 

人類の遠い祖先が水中に棲んでいたことを考えると、
その環境に心を惹かれるDNAが
まだ残っているのかもしれませんね。

 

 

 

さて、動物園の動物と比べて
水中の生物には飼育経験の乏しいものも多く、

せっかく貴重な種類の生物を入手しても、
環境や餌が合わずに数日で死んでしまうこともあるそうです。

 

それぞれの生物に合った最適な環境を作り出すために、
各水族館で試行錯誤しているようですが

水槽の壁ひとつとっても、
そこにぶつかったり、こすったりして
身体を傷つけてしまう生物が意外と多いそうです。

 

 

 

沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館の元館長
内田詮三さんによると、

サメなどの大型の生物で水槽への適応力が高いのは沿岸性のもの、
つまり比較的岸に近いところにいる生物だそうです。

 

海底の様々な障害物を避けたり、
狭いところをうまく泳いだりすることに
普段から慣れているのがおそらくその理由だとのこと。

 

逆に、何の障害もない沖合の生物は、
水槽の壁にぶつかったり、うまく曲がれなかったりして、
適応できない場合も多いそうです。

 

 

普段から厳しい環境にいると、
多少環境が変わっても何とかやっていけるが、
普段から楽な環境にいると、環境変化についていけない。

 

なんか、人間にも当てはまりそうです。

 

私は日頃から言っていますが、
仕事は本来「きつい」に決まっています。

 

自分が提供する価値に対して、
大切なお金をいただくわけですから、

環境変化にさらされながら価値提供を続けるための工夫と努力は
そうそう楽なわけないからです。

 

「そんなきつい思いをしないで、もっと楽に楽しく仕事をしたい」
という人もいます。

 

しかし、「楽に」ということと「楽しい」ということは
漢字は同じでも別の話だと思うんです。

 

 

同じように、「きつい」ということと「辛い」ということも
これまた別の話だと思うんです。

 

 

「きつい仕事を楽しくやる」

私はこれが理想だと思っています。

 

 

提供する価値を向上させ、人からも喜ばれ続けて、
それに見合う対価もいただき、しかも楽しい。

 

 

これは、
「きつい仕事を楽しくやる」ことで
手にすることができるのではないでしょうか。

 

 

これって、
楽な仕事を嫌々やるよりも、
きつい仕事を嫌々やるよりも、
楽な仕事を楽しくやるよりも、

何倍もいいと思います。

 

 

そして、
きつい環境で仕事をやっていると、
沿岸性の動物と同じように
環境の変化にもついていけるので、二度おいしいです!

 

 

どうやったら楽しくできるかって?

 

考え方と行動でそうなります。

 

 

そのあたりについては、こちらの講演会で
「楽しく」お話をいたします。

『ダイオウイカと深海から学ぶ元気で楽しい仕事術』

(終了しました)

 

 

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