櫻田毅オフィシャルブログ

ダイオウイカは墨を吐くのか?

2014年9月9日

 

最近、あちこちで
ダイオウイカと深海の話をし始めたら、
ある方からこんな質問が。

 

「ダイオウイカって墨を吐くんですか?」

 

おおー、確かにイカですから、
墨を吐いてもおかしくはない。

 

 

今、深海のロマンがあなたのもとへ
ダイオウイカの墨をたっぷり使った
特性イカ墨スパゲッティ新発売!

 

 

なんて売り出したらひと儲けできるんではないかと、
あらぬ妄想にとりつかれそうになったところで、
我に返りました。

 

 

で、質問の答えですが、
「墨袋があることが確認されていますから、吐くでしょう」

 

まあ、イカはイカです。

 

 

で・す・が、
「光の届かない暗黒の深海で墨吐いてどないすんねん!」

って思いません?

 

 

 

ダイオウイカの生息深度は
300m~1000mって言われています。

 

200mより深くなると、
太陽の光はほとんど届かないため真っ暗闇です。

 

 

そもそもイカは
敵に襲われたときに墨をボッと吐いて、
あたかもそれが自分の姿であるかのように錯覚をさせ、
その隙に逃げてしまうという分身の術を使うんです。

 

ですから、暗闇の中で見えない墨を吐くのは
まったく意味が無いわけです。

 

このことを、ぜひ本人に聞いてみたいんですが、
なかなかその機会がないので、想像するしかありませが、
ある専門家はこんなふうに説明しています。

 

 

IMG_2120

 

ダイオウイカは、かつては浅い海に住んでいたが、
何らかの理由で生息域を深海に移しており、
今はまだ移行期間中。

だから、かつてのなごりの墨袋を持っている。

 

ほう!移行期間中なんですか。

 

 

確かに、同じ深海イカである
「ヒロビレイカ」には墨袋はなく、
完全に深海対応のカラダになっています。

 

 

生物が進化するときには、
新しい環境への準備が十分にできてから
そこへ移行するわけではありませんよね。

 

まず、新しい環境に身を置いて、
その後、その環境に合うように
徐々に身体が変化していくんです。

(専門家ではないので”おそらく”)

 

 

 

私たち人間のことを考えると、

何か新しいことを始めるときに、
「これがまだだめだから」とか
「あれができるようになってから」とか
言い訳ばかりをする人がいます。

 

結局、いつまでたっても何も始めません。

 

 

一方で、「とりあえずやろう!」と言って
行動を起こしてしまう人がいます。

 

 

最初は、多少、恥ずかしい思いや失敗をしても
圧倒的に早く新環境に馴染み、圧倒的なスピードで
自分を進化させていきます。

 

 

はい、進化の秘訣は「すぐにやる!」です。

 

 

 


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