管理職の方と話をしていると、
何かにつけて、「時間がない」と言う人がいます。
口癖のように、「金がない」と言う人がいます。
会うたびに、「人がいない」と言う人がいます。
でも、仕事って、限られた時間で、決められた予算で、
与えられたスタッフで、できる限りの成果を出すものです。
そこが、マネジメントの腕の見せ所のはずです。
私の周りにいる個人事業主や、
ベンチャー・ビジネスを立ち上げた人たちは、
「時間がない、金がない、人がいない」
なんてことは言いません。。
それが当たり前だと分かっているからです。
そんなことを口にせずに、
どうしたら時間を有効活用できるのか、
どうしたら金を掛けずにできるのか、
どうしたら人が応援してくれるのか、
ということを、四六時中考えて行動しています。
そこを何とか必死になって工夫するのが仕事であり、
それなしに事業の成長などありえないと思っているからです。
仕事というのは、どこで何をやっていても
基本的には同じはずなのですが、
会社に勤めていると、つい甘えが生じてしまいます。
足りないものは会社が何とかするべきだ、
そうしてくれないのは会社に問題がある、
こんな状態ではやっていけない・・・。
しかし、会社、すなわち経営者は決して馬鹿ではありません。
私の経験を振り返っても、会社というものは、
限られた時間で、決められた予算で、与えられた人で、
最高の結果を出すことができる人のところへ、
より時間と金と人を集めるものです。
リソースをうまく使いこなせる
できるマネージャーだと評価するからです。
結果的に、時間と、お金と、人が増えていきます。
反対に、時間がない、金がない、人がいない、
ということを言い訳にする人からは、
会社は、より時間と金と人を奪うでしょう。
リソースをうまく使いこなせない
できないマネージャーだと評価するからです。
このように人には、たとえどれだけリソースを与えても、
「まだ足りない」と言い続ける傾向があります。
「時間がない、金がない、人がいない」と言う人からは、
時間も金も人も逃げていきます。
黙って、いまあるリソースで結果を出す人には、
時間も金も人も、そしていい仕事も集まってきます。