櫻田毅オフィシャルブログ

無料メルマガ『輝業力通信』の中からピックアップした記事を掲載しています。
メルマガの登録はこちらへ

ヘッドハンターが要求した能力とは

2019年8月25日

 

かつて米国系企業で
米国人CEOとともに会社の運営を担っていた時の話です。

知己のヘッドハンターから、別の米国系企業の
駐日代表としての職を打診されたことがあります。

日本でもまだ新しい分野へ進出するに当たって、
ビジネスを牽引できる人を探しているとのこと。

 

「先方が望んでいるのはどのような人なのですか?」と尋ねると、

「試験問題を解くことができる人ではなく、試験問題を作ることができる人」。

 

 

目の前にある課題をどう解決すれば
ビジネスがうまくいくのか、

ではなく、

そもそも、日本でのビジネス展開にあたり、
何が成功のためのキーファクターとなるのか?

という課題そのものを的確に提示できる人ということです。

 

 

10年以上も前の話で、しかも、
経営者として求められる資質として要求されたものですが、
この「問題を作る力」というのは実はすべての
ビジネスパーソンに求められていることです。

 

特に、管理職として社内への影響力を持ち始める
課長クラスの人たちにとっては、この力の有無が
「できる課長」と「普通の課長」を分けてくことになります。

 

———————————-
「で、何をやりたいの?」
———————————-

 

証券会社勤務時に、初めて管理職としての課長になった時、
尊敬していた先輩からこのように聞かれたことがあります。

 

「で、何をやりたいの?」

 

業務の効率化などという既存業務の延長線上の話ではなく、
時々刻々と変化していくビジネス環境の中で、
どちらの方向へ向かって課を運営していきたいのか?
そのために何に取り組みたいのか?

大局観を踏まえた上での課長としての業務戦略を問われたのです。

 

 

どのような組織にも目指すべきゴールがあります。

そこへ到達するための課題を1つ1つ解決していくーーー
これが自分の仕事だと思っている課長は普通の人です。

 

私が証券会社や米国企業で見てきた「できる課長」というのは、
課題を解決しながら仕事を進めていくのは最低限の責任であり、
その上で、与えられた仕事を超えて新しいことに挑戦し、
仕事の内容そのものをダイナミックに変えていく、

こういう人たちでした。

 

そのために、関係部署に働きかけて協力を求めたり、
上司に働きかけて担当役員を説得してもらったり、
ときには、必要な部署を新設したり。

新しいゴールを自分で作り出しているのです。

 

そのような人たちがどんどん昇格し、
より大きな権限を持ったポジションで再び同じことをやるため、
業務がますますダイナミックに展開されていく、

こういう流れを何度も目にしてきました。

 

 

——————————————————————
「できる人」と話して自分のウツワを思い知る
——————————————————————

 

「で、何をやりたいの?」

という先輩の質問にまともに答えることができなかった私は、
社内で一目置かれている「もの凄くできる人たち」をつかまえて、
彼らの業務戦略や組織運営論を聞かせてもらいました。

 

その結果わかったことは・・・・・・

 

自分のウツワがいかに小さかったかということです。

 

そして、いま担っている組織上の役割がすべてではなく、
前任者から引き継いだ仕事がすべてでもない、
現場の仕事を一番よく知っている課長の自分たちが、
新しい分野に挑戦しながら仕事や会社を変えていくのだ。

こう考えるようになりました。

 

 

「で、課長として何をやりたいの?」

 

こう聞かれたときに、
どのようなレベルで回答するかによって、
自分の「ウツワ」が決まってきます。

 

 


無料メルマガ【輝業力通信】

楽しく働き成果を出す! 読むだけで元気が出てくるようなメルマガを、月2回(原則、第1、第3火曜日の朝)お届けします。

登録の解除は、いつでも自由に可能です。

  • 結果を出す仕事力
  • 自己成長への行動習慣
  • 外資系企業の働き方
  • 成果を出すチームづくり
  • モチベーションを整える
  • 上司/部下との信頼関係
  • 100歳人生を生きる
お名前[必須]
メールアドレス [必須]
アドレス再入力
(確認用) [必須]

メールフォームはこちら

著書

外資系エグゼクティブの逆転思考マネジメント

管理職1年目の教科書: 外資系マネジャーが絶対にやらない36のルール