櫻田毅オフィシャルブログ

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判断力のない社員が多すぎる?

2019年3月22日

 

 

「知識はあるが判断力がない社員が多すぎる」

ある企業の幹部・Aさんが、こう漏らしていました。

 

それなりの経験と専門知識で、
決まった仕事を決まった形でこなすのは得意。

仕事ぶりも真面目で堅実である。

 

しかし、経験したことのない局面や
厳しい二者択一を迫られるような場合では、
的確な判断ができないとのこと。

 

「どうしよう・・・・・・」で固まってしまうか、

「どうしましょうか?」と逐一指示を仰ぎに来るか、

「えっ」と驚くようなピント外れな判断をしてしまう。

 

要は、
正解がある問題に対しては力を発揮するが、
正解がない問題に対しては全く無力な社員が
多すぎるというのです。

一般社員だけでなく管理職にまで、
そのような傾向があるとのこと。

 

———————————
現場の判断機会の増加
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でも、私が思うに、
Aさんの言うような社員って昔からいましたし、
むしろ多数派だったと思います。

それでも会社が回っていたので問題にならなかっただけです。

 

大本営発表で
ガチガチに固められた企業組織の至る所に、
過去の成功体験から得られた「正解」が存在し、
大多数の社員はその枠組みの中で
黙々と自分の役割を果たせばよかったのです。

 

では、なぜAさんのような悩みが
顕在化してきたのでしょうか。

 

それは、正解のない問題に対応しなければならない機会が
一気に増えてきたためです。

AIやロボット化などの技術の進化やグローバリゼーションによって、
産業構造や企業経営、人材活用のあり方が大きく変わってきました。

 

大本営発表で問題が解決する時代から、
多数の個別問題に常に向き合い続ける時代へ、

判断と行動のスピードをあげるために、
中央集権的な組織から分散型の組織へ。

私たちを取り巻くうねるような変化の波の中で、
現場レベルの迅速な判断が求められるようになってきたのです。

 

このような会話をしていると、Aさんも
「自分たちの人材育成にも責任があったんだよな」と。

 

————————————
正解のある問題はAIが担当
————————————

 

しかし、ことは深刻です。

なんてったって、正解のある問題は
AIが得意とするところです。

 

AIに造詣の深い将棋の羽生善治さんも、
以前聴いた講演の中で
「言葉にできるルールがある世界では人はAIに勝てなくなる」
と断言されていました。

 

今後、正解のある問題はAIやロボットが対応し、
人は正解のない問題に対応するという構図の中で、
判断力がない人は居場所がなくなってくるのです。

 

しかも、これまでと違って、
会社は社員を守ってくれません。

AIやロボットに置き換えられる仕事は
容赦なくそちらに移行します。

人にやってもらう仕事は、
AIができない高度な創造・判断業務や
AIが苦手とする読解力を要する仕事。

それと、AIやロボットよりも
人がやった方が安くあがる、
不特定多数の人に代替可能な超低コスト作業です。

そこには、賃金の二極化が発生します。

 

では、私たちはどうすればよいのでしょうか?

 

この問題こそ正解なんてありません。

 

ただ、

自分で考え自分で行動し、その結果は自分で引き受ける、

その結果から学ん知識や知恵を検証・再構築し再実践する、

このプロセスを通じて、自分の軸となる判断基準を蓄積していく。

 

このような仕事のやり方を実践していくことは、
決して無駄にはならないでしょう。

 

 

賃金の二極化が起きる中で、高賃金サイドに
いられる人であるためにどうすればよいのか?

身も蓋もない表現とは言え、
こう思う人は真剣に考えていかねばなりません。

 

 


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