「自信がない」という人へのコーチング

├感情のマネジメント

 

クライアントさんとのセッションで
「自信がなくて……」という言葉を時々聞きます。

気持ちはよくわかりますが、
残念ながら簡単に自信を持てるような方法はありません。

 

「では今日は、自信を持つことをゴールにセッションをしましょう!」
こんなゴール設定は、『東スポ』の見出しと同じぐらい怪しげなものです。

 

 

自信とは自分を信じると書く、
だから、まず自分を信じることです、ハイッ!

こんなことをノー天気に言う人もいますが、
100回考えても意味がわりません。

 

 

私は、自信とは、
失敗や成功を含めて様々な経験を繰り返しながら
結果的に身に付いていくものだと思っています。

 

しかも、
この点は自信があるが、
このことには自信がない

こんな感じで、
対象によってカタチを変えていく、
極めてあいまいなものです。

 

 

自信は行動の結果として、
自分の意に反して生まれたり消えたりするものですから、
自信を、自分でコントロールすることはできません。

 

だから、「自信を持つことを目指す」
なんていうゴール設定は意味がないのです。

 

 

私がアドバイスをするとしたら、

自信がなくても、勇気を出して『行動する』ことはできますよね。

行動を起こすことで
結果によって自信がついてきたり逆に失ったりもします。

でも、行動しない限り自信もへったくれもありません。

 

いやいや、自信がないから
行動できないのじゃないですか?

 

そんなのウソです。

行動「できない」のではなく行動「しない」のです。

 

行動を起こすかどうか迷っている時に

3日以内に行動しないと死ぬ、

あるいは、

今日中に行動したら100%成功する、

 

これが真実だとしたら、自信があろうがなかろうが、
ほとんどの人は行動すると思うんです。

 

自信を持つことはコントロールできませんが、
行動するかしないかは、自分でコントロールできます。

しかも、自信がないこと自体が問題なのではなく、
それを言い訳にして行動しないことが本当の問題です。

 

本当に必要なことは、
自信を持つことではなく行動することなのです。

 

自信を持つことをゴールにしたセッションはできませんが、
「小さな勇気を出して行動する」
これをゴールにするのであればコーチとしてお手伝いできます、

つうわけです。

自信は感情ですが、勇気と行動は意思の力ですから。

 

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