櫻田毅オフィシャルブログ

主体性のある人材の育成

2016年11月22日

 

研修で訪れた企業の管理職の方から、
部下の主体性の無さを嘆く声をよく聞きます。

「根は素直で、言われたことは真面目にやるんですけど・・・
もっと自分で考えて行動する
自律型社員になってもらいたいんですよね」。

まわりの受講者さんたちも「そうそう、ウチも同じ・・・」

 

はてさて、どうしたらよいものか?

 

てなことも含めて、
受講者の皆さんと一緒に対処法を考えていくのですが、
時々、こんな風に感じることがあります。

もしかしたら、悩みを語っている上司本人が、
部下が自律しなくてもすむような
マネジメントをしているのではないかと。

 

 

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象徴的な例が、
「いつも正解を与えてしまう」
というマネジメントです。

 

 

部下は、分からないことや判断できないことに関しては、
上司に指示を求めてくるでしょう。

そのとき、優秀な上司ほど切れ味鋭い状況判断力で
「では、○○して下さい(キリッ!)」
と的確な回答を示します。

「分かりました、あざーす!」と部下君。

 

でも、これって、
部下の考える機会を上司が奪っているんです。

 

そのような上司のもとでは、
部下は「頼れる上司」にどっぷりと依存して、
自分でものを考えなくなってしまいます。

動物でも、人が餌を与え続けると
やがて、自分で餌を採ることを忘れてしまうんですよ。

 

 

もちろん、緊急性などの状況にもよりますが、
基本は、「君はどう思うの?」
と逆に問いかけることです。

 

たとえ、部下が
「うっ・・・・・・」となっても、
とにかく、その場で考えてもらいます。

そのやりとのあとで、
最終的にどうするかを決めればいいのです。

 

 

これを繰り返していると、
部下も、どうせ聞かれるのであれば、
前もって何か考えてくるようになるでしょう。

そして上司は、
部下の考えが多少「どうかな?」と思っても、
ギリギリ最大限の許容幅で受け入れることが大切です。

そうすると、
「あっ、これでいいんだ!」と思って、
また考えてくるようになります。

 

 

主体性の第一歩は、
自分で考える習慣をつけることです。

その機会をつくること、
さらに、部下の考えをできるだけ受け入れて、
自分で考える喜びを体感してもらうことが
上司がなすべきサポートです。

 

 

親子でも同じですよね。

「どうしたらいい?」と子どもに聞かれた親が
「こうしたら」と答えてしまうことってよくありますが、
やはり、子どもの考える機会を奪っています。

 

「○○ちゃんはどう思うの?」
と聞き返すとよいでしょう。

 

先生と生徒、監督と選手などの間でも
同じことが言えます。

 

 

「あなたは、どう思うの?」

この問いかけは
自分で考える人を育てるための簡単で最強なツールです。

 

 

 

余談ですが、
部下の主体性の無さを散々嘆いていた管理職の
そのまた上司の方が、

「あいつら、主体性が無いからな~」

と同じように嘆いていたという、
笑うに笑えぬオチがありました。

 

部下は上司に倣っているんですね。

 


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