櫻田毅オフィシャルブログ

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「直感力」を磨く方法

2012年9月2日

 

以前、ある企業の経営者の方から
このような話を伺ったことがあります。

 

「大事な決断はけっこう直感で決めることが多いんですよ。
  理屈は後からいくらでもつけられますし」

 

経営レベルの判断に際しては、
必要な情報をそろえて分析を行い、
関係者で戦略の良否を議論したとしても、

絶対にこれが正しい、
といった結論に達することは稀である。

 

それでも、スピード感ある経営のためには
トップとしてどこかで決めなければならないが、

 

そんな時、直感に従って判断し、
それでけっこう正解だったことが多い。

 

とのこと。

 

同様のことをおっしゃる経営者の方は
他にもたくさんいらっしゃいます。

 

 

棋士の羽生善治さんは、
著書『大局観-自分と闘って負けない心』(角川書店)の中で
以下のようなことを述べておられます。

 

+++++

 

将棋は一つの局面で
約80通りの可能性があるといわれているが、
自分はそこから
直感によって2、3の候補手を選び検討する。

残りの77、8手の可能性については
基本的には考えない。

ありえない事象や予測できないことにも
”カン“で対応する。

 

直感は人がそれまでに
積み上げてきたことからくる経験則によるもので、
研鑽を積んだ者でなければ直感ははたらかない。

 

+++++

 

企業のトップクラスの方ともなると、
これまで厳しいビジネス環境の中で
様々な経験を積んでこられたからこそ、
たとえ未知の課題が目の前に現れたとしても
直感がはたらくのでしょう。

 

 

では、経験を積む以外に
直感力を磨く方法はないのでしょうか。

 

 

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羽生さんはさらに
次のように述べておられます。

 

+++++

 

経験を積む以外に直感を磨く方法は、
対局中の自分の選択を“感想戦”できちんと冷静に
検証することだと思う。

 

+++++

 

感想戦というのは、
対局後にその一局を最初から並べ返して、
対戦相手と振り返る反省会のようなもので、
将棋界の長年の伝統だそうです。

 

感想戦の中では、

対局相手の話から技やアイデアを学ぶこと、

自分の指し手を言葉にすることで
無意識下の意識に改めて気づくこと、

さらに対局者同士がシンクロしながら
新しいアイデアが生まれてくること、

などが起きることでしょう。

 

 

毎日が嵐のように過ぎていくビジネスの現場では、
「この忙しいのに、過去を振り返っている暇などない!」
などの言葉をよく聞きます。

 

しかし、多くの経営者が
大事な決断に際して頼りにしている直感は
忙しいからこそ必要であり、

直感は、行った決断をしっかりと
振り返ることによって磨かれていく

といった考え方には説得力を感じます。

 

忙しいからこそ、直感力を磨くために振り返る。

 

皆さんはいかがお考えでしょうか。

 

 


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